塗装工事
建物を所有するにあたり、資産価値を長期的になるべく落とさないためには、メンテナンスが重要です。
防水工事ももちろん大切ですが、塗装工事もセットで行われることが多いです。再度仮設足場を設置してから塗装を行うよりコストカットができるためです。
外壁塗装の工法は3つの工法があります。
- 刷毛塗り:小面積や鉄部の塗装など。
- ローラー塗り:手作業ですが広い面を一気に塗装できます。
- 吹付:リシンによる薄付け、スタッコ仕上げ、吹付タイル仕上げ。
基本的に仮設足場を設置しないと塗装ができませんので、仮設足場の設置は必要です。
吹付け工事の種類
上塗り塗装材に小さな石を混ぜて吹き付けます
厚みがあり重厚感がある仕上げ方法です。凹凸感がありザラザラした手触りになります。
下塗りのあと厚みと模様を出すため主材を吹き付け(中塗り)、上塗り塗装で仕上げる方法です。
中塗りと上塗り塗材が異なるものを使用するのが一般的です。
外壁改修・各種シーリング工事
今まで携わってきた物件の中でも漏水原因として比較的多い部分。
その建築物に適した材料を選択し「漏水させない」施工を実施します。
各種塗装・遮熱工事
もちろん見た目の美しさという意味で「美観」も大事ですし、夏は外気温を遮断する「遮熱」も大事です。
汚れにくい、劣化しにくいなどの性質も絶対的に必要です。その物件に適した材料選定で施工します。
左官工事
左官材料も様々ある中から用途や機能に合わせた材料をピックアップして施工します。
各種注入工事(低圧、高圧)・タイル工事
外壁は長期間メンテナンスを怠ると剥落等をまねき第三者に被害を及ぼす危険性があります。確実な診断と的確な施工法で綺麗で安全な外壁にします。
各種外壁用塗膜防水
経時劣化の少ない中塗材と耐候性、耐薬品性にすぐれた上塗り材との組み合わせにより厳しい自然環境下でもすぐれた耐候性を発揮します。
外壁補修工事
外壁補修工事は建物の壁を補修する工事です。
外壁は劣化が進むと壁やタイルの一部の剥落する場合があり、建物及び居住者や通行人の安全が損なわれます。
軽度の劣化のうちに補修を行うのが望ましいです。
また、劣化が進めば進むほどその劣化を補修するための工事規模も大きくなりコストもかさむので、劣化が進む前の段階で補修工事を行うことがコスト面、安全面ともにおすすめです。
外壁補修の主な工事
コーキング材の部分補修工事
建物の継ぎ目、建具の隙間や周囲へのシーリング、増し打ちや既存シーリング材を撤去してから充填する場合があります。
ひび割れ補修工事
ひび割れの太さによって工法を選定します。
0.05mm未満:補修は必要なし
0.05mm~2.5mm未満:ダイレクトシール工法
2.5mm~15mm未満:U字(V字)カットシール工法
15mm~:自動式樹脂注入工法
爆裂補修工事
鉄筋がコンクリート内部で中性化し、錆びて膨張することにより、コンクリートが剥離して起こります。
露出している鉄筋にさび止め塗料を塗り、樹脂モルタル等で補修を行います。
各種注入工事(低圧、高圧)・タイル工事
打診検査により浮きや剥離の可能性のあるものを見つけ、樹脂を注入し、落下の防止をします。
カーボンピンネット工法
外壁タイル・モルタルの剥落を防止し、補強するシステムです。
塗床工事
主に工場床や駐車場、厨房、プールなど施工用途は幅広く採用されています。
塗床工事の特徴
- ほこりがたたない
- 耐久性に優れている
- 衛生的
- 掃除が容易
- 耐油、耐薬品、耐水性がある
施工場所や目的とする用途により工法や材料の選定を行います。
基本的にどの工事もですが、事前の下地処理が重要で、欠損、剥離、ひび割れ、不陸が不十分などの仕上がりに直結する部分を改善してから工事を行います。
塗床工事の主な種類
厨房・食品工場・薬品工場倉庫など
特徴
耐熱水性、耐薬品性、耐荷重性に優れていて施工中の臭気が少ないです。
研究室・クリーンルーム・病院機械工場・事務所など
特徴
磨耗しにくく、耐久性、耐衝撃性が高く、光沢があり、意匠性に優れています。
倉庫・低温倉庫(冷蔵庫)・食品工場・厨房など
特徴
硬化速度が速く、工期が短い。光沢があり、耐薬品性に優れています。
研究室・病院工場・実験室など
特徴
光沢があり、耐薬品性に優れています。耐電化工が可能なのが特徴であり、静電気防止効果があります。
これらの塗料を用いて、床に厚膜防水加工を施す場合は塗材をコテやローラーなどでムラなく塗布し、
その上に専用の上塗り塗材でコーティングします。
厚膜防水とはビルの屋上やベランダなどで多く用いられる防水工法です。
液体素材の為、施工面の起伏にかかわらず密着する事ができます。